第32戦 海外ナンパ遠征 1日目
6声かけ
0シカト
坊主
海外出張に休暇をつなげて海外ナンパ遠征。
4日間で2都市。
最低100声かけ、最低1即が目標。
宿もすべて定員2名のダブルルームで取ってある。
観光はしない。
元々そこまで興味がないのと、観光という逃げの口実を作らないため。
今回の旅の目的はナンパ。
以上。
と、いいつつ、いざ街に出ると地蔵。数時間歩き回ってしまった。
わざわざナンパ遠征にきているのにも関わらず、あまりに地蔵するので自己嫌悪に苛まれたが、
「もう、今日は1声かけしたら帰って寝よう。時差ボケで頭痛いし。」
と考えて、とにかく誰でもいいから声をかけることにする。
で、ようやく1声かけ目。
黒い髪の、おしゃれな子。
非英語圏で英語で話しかけると、無視されない。
なので、会話は成立するが、話してみたら未成年に見えてきたので、すぐ退散する。
改めてこちらの女性は早熟だなと感じる。
ここ最近の地蔵脱出のタイミングを思い返すと、今回のような「あまりにも地蔵してしまうので、サクサク声かけるのは諦めて、誰でもいいから1声かけしたらもう帰ろう」という、ある種の後ろ向きなモチベーションのときのことが多い。
おそらく、
・誰でもいい
・結果を求めない
という部分が、声をかけない様々な言い訳を撃退するのだと思う。
そんな後ろ向きな理由でなく、ふつうに声をかけれる方がいいに決まっているのだが、実際にこの考え方で声をかけてみると、大抵その声かけ自体はうまくいかず、かえって奮起して2声かけ、3声かけと続けて声かけができることが少なくない。
そんなわけで、2声かけ目。
メガネの地味っ子。
服装も体型もかなり地味なのだが、よく見ると顔は整っている。
こちらの人たちは、そもそもの顔の作りが整っている。この子も、今日見た女性の中で相対的にみれば、中の下という感じなのだが、まじまじと見てみるとやはり作りが整っていることを実感する。なんとも不公平なものである。
10分ほど会話してから飲みに誘ってみたが、用事があるので、と断られる。にこやかに解散する。
3声かけ目。
顔も体もどタイプ。
なんとなく、反応もよい気がする。
楽しく会話ができていて、どんな仕事してるのかまでサクサクとヒアリングする。
表情を見てもなんとなく好感度が高い気がしたのだが、飲みに誘うと、友達と会うので、私彼氏いるし、と断られ、退散。
悔しさが頂点に達する。
4声かけ目。
少し歳がいっているように見えたが、誰でもよかったので声をかける。
よく見るとやはり歳いってるが、やはり整ってもいる。ずるい。
用事あるから、とのことで解散する。
5声かけ目。
モードな感じのブロンド女子。
なんとなくだが「ギャルっぽいな」と感じる。残念ながら、英語喋れないうえにバスに乗るところらしく、解散。
6声かけ目。
服装は幼げながら、おそらく大人。
かわいいと思って!と伝えると、笑いながら「彼氏がいるのよねー」と返される。
さらに「でもありがとう!」と言いながら肩をポンと叩かれる。
フランクにあしらわれた気分。
7声かけ目。
黒髪、青い目。
店に入っていったが、ついていき、声かけ。
若くは見えないが、可愛い。
にこやかに会話。しかも、どことなく英語の発音に癖があり、輪をかけて可愛く感じる。
会話しながら、このあと時間ある?と聞いてみたが、ライブに行くとのこと。
その後も時間はない、と言われてしまい、泣く泣く解散。
本当はまだまだ声かけしたかったが、空腹と時差ボケによる頭痛で意識が朦朧としてきたので、終了。
なんとも残念な結果である。
残念というか、カス以下な結果。
とはいえ、地蔵で終わりそうな気配を断ち切れたのはよかったし、今後同じようなシチュエーションで同じ方法で地蔵を脱出できるのであれば、まあ悪くはないかな、と思っている。
と、思いつつ、現地の郷土料理を食べながらこのエントリーを書いていて、次の考えが頭に浮かんできた。
自分が現地の女性だとしたら、旅行中の外国人に声をかけられて、そのままお茶をしたり飲みに行ったりするだろうか?
10分しか話してないのに、「飲みに行かない?」と聞かれて「いいよ」と答えるか。
「いま忙しいの?」と聞かれてなんとなく誘われる気配を察したとき、「忙しくないよ」と答えるか。
当然、顔がタイプだとか、その旅行者の出身国に興味があるから、というケースであればアリかもしれない。しかしほとんどの場合はノーだろう。実際には暇だとしても、暇だよ、とは答えないと思う。忙しい理由だったり、彼氏がいるだったり、何かしら適当なことを言ってはぐらかす。自分だったら、そうする。
もちろん、例外的にサクッと連れ出せる可能性だってゼロではないわけで、そこを狙いにいくというのも方法としては間違っていない。
が、ノーと言ってくる女性たちへの対策を持っておいてマイナスになることはないはず。
ということで、対策を考えてみた。
いかに、ノーと言われないようにするか。
対策1「忙しいかどうか質問しない」
まずそもそもの話だが、
「いま忙しい?」
という質問をするのをやめる。これはある種の魔法の言葉で、こう聞かれて「いや、暇です」なんて答える子はいないので、この質問をすればほぼ確実に会話から離脱することができる。ゆえに、相手が足を止めてくれないとか、なんとなく反応が悪いとか、無意識に逃げたいと感じたときに口をついて出てくるようだ。
これをまずやめる。
対策2「相手から切り出されない限り、会話を続ける」
1もそうなのだが、どうも自分の中で「ナンパは相手の時間を奪う、迷惑なもの」という意識が強く、それゆえに、その場での会話を早く終わらせたいという願望があるようだ。なので、忙しい?という魔法のワードを使ってしまったり、かなり早い段階で連れ出しや連絡先交換について言及してしまう。
Sinnの動画でよく耳にする言葉に、
”If you’re the most fun option, she stays.”
(訳「彼女が一番楽しいと感じられる選択肢があなたといることなのであれば、彼女はどこにもいかない」)
というものがある。この逆は、
“If she stays, you’re the most fun option.”
となるものの、これは必ずしも真ではないだろう。
とはいえ、本当に忙しいとか、彼氏がいるから関わりたくない、と感じているなら、話を遮って立ち去るはずだ。もちろん失礼なことをしたくないからという理由で立ち去らないケースもあるだろうが、そのケースでも結果として楽しくなることはある。
だから、とにかく彼女を楽しませ、その時間を長引かせる。無論、引き際、去り際をコントロールするのも重要なのだが、現時点ではいずれも早すぎる。矯正するために、とにかく長く会話することにこだわる。20分を目安にする。
対策3「連れ出しに自然な理由づけをする」
お茶をすること、飲みに行くことへ誘うという意識が強い。そうではなく、あくまで会話の流れを断ち切らないことを重視する。連れ出すのは別にカフェやバーでなくてもいいはずだし、逆にカフェやバーにいったからといってその先があるとは限らない。それよりも重要なのは、時間と体験を共有することなはずだ。それを実現させるために会話をリードしなければならない。
今日の最後の声かけのベストプラクティスは、店内で声をかけたあと、店の中で一緒にウィンドウショッピングをしてデート気分を味わうことだったんだと思う。連れ出しやバンゲというわかりやすい「結果」に意識が引っ張られてしまっていた。
カフェや飲みへの連れ出しの提案はあくまで「ここでこのまま話すのもなんですし…」という流れでなされるのが自然なのであって、そこがゴールではないはず。
以上の対策を踏まえて、明日以降の出撃に活かしたい。